ラジウムの鉱石はマイナスイオンを発生させると言われています。
それはなぜなのか?どういう原理なのか?
今回はその疑問に答えるためにラジウム鉱石がマイナスイオンを発生させる仕組みについて説明します。
1. ラジウム鉱石の放射線
ラジウム鉱石は放射性物質であり、自然にα(アルファ)線、β(ベータ)線、そしてγ(ガンマ)線といった放射線を放出します。
2. 空気中の分子との相互作用
放射線が空気分子(例えば、酸素や窒素)の原子に当たると、そのエネルギーによって空気中の分子が電離します。つまり、空気中の中性な分子が電子を失うことで陽イオンと自由電子が生まれます。
3. 自由電子の役割
生成された自由電子は周囲の他の中性分子や原子と衝突し、その分子や原子に取り込まれることがあります。これによりマイナス(陰)イオンが形成されます。
つまり、ラジウム鉱石から放射される放射線が空気中の分子を電離させ、その過程で生成された自由電子が他の分子や原子と結合することで、マイナスイオンが発生します。
この現象は自然現象の一部であり、放射性物質が含まれる鉱石にはこのような作用がよく見られます。
このような原理によりマイナスイオンが発生しているのです。
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