湯治場とは?温泉地に滞在する日本の湯治文化

TO-JI JOURNAL

湯治場とは?温泉地に滞在する日本の湯治文化

TO-JI CULTURE

湯治場とは、お湯に浸かるためだけの場所ではありません。 温泉地に滞在し、食事をとり、休み、土地を歩きながら日々を過ごす。 温泉と暮らしが一緒にある、日本の湯治文化を支えてきた場所です。

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湯治場とは

湯治は、温泉地に数日から長い期間滞在し、湯に浸かりながら日々を過ごす、 日本に受け継がれてきた温泉文化です。 その滞在を受け入れてきた温泉地や宿、共同浴場などを含む場所が「湯治場」と呼ばれてきました。

現代の温泉旅行のように、食事や観光を宿にすべて用意してもらう形だけではなく、 宿泊者が自分で食事を作る自炊式の宿もありました。 共同の台所や浴場で人と言葉を交わし、温泉地の暮らしの中で過ごすことも、湯治場の文化のひとつです。

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湯治場で過ごす時間

湯治場での時間は、入浴だけで完結しません。 朝起きて、食事をとり、土地を歩き、湯に浸かり、そして休む。 いつもの生活から場所を移し、ゆっくりとしたリズムで一日を過ごします。

01浸かる

施設の案内と自分の体調に合わせて湯に浸かる

02食べる

土地の食材や自分に合った食事をゆっくり味わう

03歩く

自然、街並み、歴史など、温泉地の風景に触れる

04休む

予定を詰め込まず、何もしない時間も大切にする

湯治は、一度の入浴に特別な結果を求めるのではなく、 温泉地で過ごす生活全体に意識を向ける文化だと、to-jiは捉えています。

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温泉だけではない、土地全体の文化

湯治場には、湯とともに築かれてきた土地の生活があります。 共同浴場、湯屋、湯の管理方法、自炊宿、地域の食、神社や寺、山や川の風景。 それらが重なり、温泉地ごとに異なる湯治文化を形づくってきました。

文化庁の国指定文化財等データベースにも、草津や別府などの温泉地で、 湯治客の滞在、共同浴場、宿泊、温泉を使った土地の生業が、 地域の歴史や景観と関わりながら受け継がれてきたことが記録されています。

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湯治場から、観光地へ

交通網が整い、旅行の形が変化すると、温泉地は長期滞在の湯治場だけでなく、 保養や観光の目的地としても発展しました。 一泊二日の旅行や日帰り入浴が一般的になり、昔ながらの自炊湯治宿は少なくなっています。

一方で、現在も長期滞在や自炊に対応する宿、地域の人が管理する共同浴場、 湯治場ならではの暮らしを感じられる温泉地が残っています。 湯治文化は、旅行の形に合わせて変化しながら受け継がれています。

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現代のライフスタイルに合わせた「新・湯治」

環境省は、現代のライフスタイルに合った温泉地での過ごし方として「新・湯治」を提案しています。 温泉に入るだけでなく、周辺の自然、歴史、文化、食などを楽しみながら、 温泉地全体で過ごすという考え方です。

長期間の滞在が難しい人でも、日帰りや短い宿泊を含め、自分に合った方法で温泉地の文化に触れる。 湯治の知恵を、現代の時間感覚の中で受け継ごうとする取り組みです。

温泉に入ることだけではなく、
温泉地で「どう過ごすか」を大切にする。

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湯治場を訪れるときに

温泉の泉質、温度、入浴方法、注意事項は、温泉地や施設ごとに異なります。 「温泉なら、どこでも同じ」と考えず、現地の掲示や施設の案内を確認してください。

MODERN TO-JI

湯治場へ行けない日にも、湯治の知恵を。

昔のように、何日も温泉地に滞在することは、現代の暮らしでは簡単ではありません。 それでも、一日の終わりに湯に浸かり、自分のための時間を持つことはできます。

to-jiが提案する「現代湯治」は、家庭のお風呂で温泉や温泉療法を再現するものではありません。 湯治文化にある「湯に浸かりながら、日常の速度を少し緩める」という知恵を、 今の暮らしに続けられる形へ再編集する考え方です。

現代湯治を、今の暮らしへ。

参考情報

自宅でできる「現代湯治」の考え方を読む

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